Interview 1 / Natsuko Larimar

Interview File 1
Natsuko Larimar
自分らしい美しさを追求するきっかけを与えてくれたベリーダンス。
仕事もプライベートもメリハリができたことで達成感を感じられる日常と非日常的な新たな自分をみつけることができた。

Question 1:いつからベリーダンスと出会いましたか?また始めようと思ったきっかけはありましたか?

ベリーダンスに出会ったのは今から10年前です。当時はベリーダンスが目的でというより、完全にダイエットのためでした(笑)きっかけは社会人になってから運動する機会が減り、学生の頃から比べ体重が7キロも増えてしまって、とにかく痩せたい!という思いから、運動ができるジムを検索していた時、ちょうど会社の近くにベリーダンスの他、タヒチアンダンス、フラダンス等様々なダンスが自由に習うことができるダンススクールを見つけ、未経験者も参加ができるYuuko Kader先生のクラスを見つけて受講したのがきっかけです。 初めてのベリーダンスでドキドキでしたが、理論に基づいて構成されたストレッチ、しっかりわかりやすい教え方で初心者でも楽しく受講ができました。最も印象的だったのは、お人形さんみたいなカワイイ先生から関西人顔負けのオモロイトークが繰り広げられ・・・(笑)。そのギャップも含め、初めてkader先生に出会った日の衝撃は今でも昨日のことのように思い出されます!ダンススクールに通い始めた当初はベリーダンス以外も色々受講しようと思っていましたが、気付くとkader先生のクラスにどっぷりハマっていましたね。

Question 2:あなたが思うベリーダンスを始めていい変化はありましたか?

私の中では3つ「健康的な身体への意識」「心の変化」「日常生活へのメリハリ」が大きなポイントですね。 ベリーを始めたばかりの頃は「とにかく痩せたい!」といった考えでしたが、続けていくうちに、ただ痩せるだけでなく、しなやか女性らしい健康的な身体になりたいという意識へ変化しました。レッスン中だけではなく、日常でもストレッチをするようになったり、発表会やShowまでに風邪等ひかないよう栄養バランスを考えた食事を摂るように意識したり。人から見られることを意識すると、髪・肌・爪先まで「どうやったら美しく見えるか」に意識がいくようになったと思います。元々「美」に関して無頓着な生活をしていた私が一番驚いているのですが、健康や美に対する意識が高い方と接する機会も多いので、自然と身体や健康・美容に関する情報の感度も高まったのかなと思います。

また、身体だけではなく、「心」にも良い変化があって、ベリーダンスと出会う前の20代前半の頃は、「もっとこうしなきゃ」「私って何なんだろう?」と頭でっかちに悩む性格で、その考えがそのままベリーの動きにも表されていて、始めたばかりの頃の動きはめちゃくちゃ硬く、一連の動きはまるでロボットのようで…肩にも歯にも随分と力が入っていましたね(笑) でも、kader先生の、しなやかで手先まで繊細に作られたアートのような演目を観て学び、自らもありのままを感じ、表現していくうちに、暮らしの中でのちょっとした気づき、例えば綺麗な夕焼けが見えた時の風の匂いとか、頭の中でよぎった音楽の雰囲気とか、そういった「一瞬」に対して意識を向け、全身で自分が感じたこと、「何が嬉しかった?感動した?」といった感情に目を向け、足先から指先まで全体で色々と考えすぎず、肩の力も抜け常に心地よい気持ちで過ごせるようになったと思います。 身体や心の変化以外にも、発表会やShowの前になると、自主練習のためにレッスンの日以外でも仕事終わりにスタジオを予約して練習することもあるのですが、ベリーを楽しむためにも日中の仕事を必ず目標まで達成するぞ!と、時間の使い方にも意識をするようになりました。

Question 3:Luce School Of Dance Artで学んでいて印象的なエピソードがあれば教えてください。

年齢だったり、仕事だったり、それまで歩んできた環境も全く違うメンバーが集まっているのに、発表会やShowに向けLuceメンバー皆でより良いものを創り上げていきたい!と思う気持ちや、ベリーダンスに対する想い等、言葉で表すのが難しい「コア」みたいな部分が一致しているなと感じます。学生時代の部活動のような感じですね。何カ月も練習して本番を迎えた時、kader先生や仲間と共有する達成感は私の中で大事な宝物です。

2022 Lupella -Fusion Bellydance Show- Natsuko Larimar出演演目 ‘Delight’ より

Question 4:色々なダンスのジャンルがありますが、トライバルフュージョンを選んでよかった!と思う時はどんな瞬間ですか?

文字にすると表現が難しいのですが、「とにかく幅も奥行きも深いジャンル」が経験できる時だと思います。 フィーリング・思考・感情、すべての感覚が研ぎ澄まされる瞬間は身体の奥底にあるエネルギーがひっぱり出されるような感覚があり、感動する余り鳥肌が立ったりします。こういう瞬間に出会えるのはまさにフュージョンの醍醐味ではないかなと思います。トライバルというと「民族的」「かっこいい」というイメージがよく挙げられますが、「カッコイイ演目」でも、それが「闘う」イメージなのか「戦う」イメージなのかで表現が異なってきますし、基本のトライバルフュージョンの動きを活かしつつ、動きや表情、衣装にも変化をつけて表現するので、自ら踊る機会でも楽しみながら踊ることができますし、他のダンサーの皆さんが踊る機会もずっと見ていられる、それくらい豊かで奥が深いジャンルだと思います。

Question 5:これからベリーダンスを始めたいと思う方や、TribalFusionに興味を持ってくださった方に向けて何か一言。

日本ではどちらかというとマイナーなジャンルのダンスなので、始めることに対して最初の一歩がなかなか勇気が出なかったり、ダンスの経験が無いからと不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、LUCEの仲間は未経験から始めた方も多いので、そこは安心して頂けたらなと。私自身も含め不安とドキドキの1歩を踏み出したメンバーが多いですし、そんな仲間とベリーダンスを通じて得られる「気付き」がきっと待っていると思いますし、後悔することは無いと自信をもって伝えたいです。

出演・新着情報 📺 Instagram / Natsuko Larimar
Photo / HORI , UG Shiraki

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